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 PLANSよ、ありがとう!
E-mail from Sharon Lombard
  2000年1月31日 


Jan. 31, 2000 Thanks PLANS! Email from Sharon Lombard
-Personal Stories of Former Waldorf Parents, Students Teachers, Administrators
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 この3週間をかけて、シュタイナー教育批判の記録文書を楽しく読ませていただきました。そしてダンとデボラの信じがたい根気と努力のおかげで、私のような者が救われたことへの感謝を表したいと思いました。こういうものが数年にわたり続いているなんてすごい!(私は3週間でへとへとです!)それから、みなさんの討論にも感謝しています。自分の問題をはっきりさせるのにたいへん役立ちました。(ダン、デボラ、アラン、リサ、ダイアナ、ピーターは私にとって、人智学を学ぶ人にとってのシュタイナーと同じでした!!)というか、エウリピデウスが言うように、「賢者は自らの道に従う、誰の預言にも従わない」のですが、情報をありがとう。
 私は数年前にヴァルドルフ学校に娘を通わせるために、別の州から引っ越してきました。カリキュラム全体に芸術が浸透していることに感動していました。劇や音楽が豊富である、環境問題も強調している、おとぎ話や神話も教えてもらえる、オーガニック食品があたりまえだし、うちの子のクラスにも他のベジタリアンがいてよかった。特に気に入ったのは、無宗派の教育を受けられるということでした。
 田舎に来て、この学校に入学してから奇妙な体験が始まりました。ここでいつも話題になっているような洋服の色、何日にどの穀物を食べる、直線がないこと、芸術がないこと、十二宮図によるあれこれ、小人や妖精やイースターのうさぎやサンタや天使のことで真実を子供に伝えるのは悪い親・・・などという話がでてきて、宗教活動に入ってしまったのかと思い始めました。でも「ちがう、ちがう、そうじゃないの」と言われるし、人智学のことを何も知らなかったので続けていましたが、何をやっているのか理解できませんでした。
 掲示板にはシュタイナーの音楽コンサートの宣伝はいいのに、私のオルタナテイブの自主映画協会の宣伝はできないということもわかったし、子供のための素敵な映画も持ってきてはいけないということも知りました。それから学校の図書館に集めて寄付した「ランチ氏とマックス、パリへ行く」のようなすごくおもしろい児童図書も受け入れられないということも知りました。(デイズニーのことはしゃべれない)こういうことを何ページにもわたって書く事ができます。
 おとぎ話は性差別的であり、家父長制を説いた非常に宗教的なものが多いこともわかりました。万物創造説が語られ、娘がそのことを質問すると、人類は類人猿から進化したのではないと教えられました。娘がイブの髪の毛を黒く塗ると、描き直しをさせられました。天使と悪魔について教えられ、学習帳は何ページにもわたり、みごとに宗教的なものの見方を反映していました。私は非常に落ち込み、学校とは無関係になっていきました。ただ嘆願にはこたえ、お金だけはたくさん出しました。
 子供を非常に混乱させる二面性を作ってしまいました。娘の学校の選択を誤ったと思います。私は無神論者ですから、娘には無宗教の教育を受けさせたかったのです。大きくなってから、自分自身で判断して欲しいと思っていました。家庭で教えられたこととまったく反対のことを学校が教えるのです!本当に大失敗でした。
 学校案内を疑い深く読むべきでした。シュタイナーは科学者であり、教育者であり、哲学者であるといいますが、実はオカルト科学者であり、宗教家であり、秘儀の人智学者であるという点をもっとよく調べるべきでした。
 とうとう地元の公教育に転入しました。数ヵ月後に失望した家族がもう一組やめてきて、このサイトを教えてくれたのです。私の感情がすべて正しかったことが証明され、ほっとしました。宗教的な観念論に歪められた眼でみられるということは恐ろしい体験でした。特に私は人智学の知識がないうえに、質問はみんなタブーでしたから。
 人智学の宗教的な教義を父母に明確にしてほしいものです。信条は案内にはっきり掲げるべきです。そうすれば私たちのような家族はなかったでしょうに!そして、学校も私たちのイライラと怒りを買わずに済んだのです。
 アメリカは西洋社会における最大の宗教国です。95%の人が神を信じていると告白しています。彼らはあなたの家のドアに神の印をつけようと迫ってきます。やれやれ。なぜに、そして何を隠しているのですか?「天使に触れて」はテレビの人気番組ですが、アメリカ人は皆、あなたの考え方が大好きだってことじゃありませんか!私はあまりテレビを見ませんが、言いたいことは、オープンであるべきだということです。それが民主主義です。宗教の自由があるでしょう。天使や妖精や小人を信じたい人もいる。そうでない人もいるのです!
 PLANSを知ってから、シュタイナーの本をたくさん読みました。シュタイナーに言いたいことはありません。音楽は精神世界からきて、映画はアフリマンからきていることもわかりました。マインドゲームを始める代わりに、始めにそう言ってくれればよかったのです。天使は一番小さい指のわずかな動きにも責任があるし、妖精は実在するのです。すてきなショーだわ!あなたが何を信じようと私はかまわないのです。ただ何も知らされていない人に自分の信条をこそこそと押し付けないでほしいのです。それはよくないことです。それに、この国の法律では違法なのです。我が家は大きな衝撃を受け、私たちの生活は学校の選択を誤ったために完全に変わってしまいました。多くを要求しているのではないのです。ただ、この国の法律に従って下さい。教会と政治を切り離すこと。それが戦争を防ぎ、憲法によって我々全員の宗教の自由を誇りをもって保証しているのです。正直になりなさい。民主的になりなさい!
 PLANSに感謝してます。政教分離を守るため、壁の巨大な割れ目をつなぐため、絶えず目を光らせてくれています。私に出来るお手伝いがあれば教えてください。
 それからあの気の毒なフランス人の苦境も心配しています。セクトもカルトもフランスでは違法だと思いますが、現在は歴然と法廷によって人智学は認められています。(私が思うに、モルモン教が今アメリカで受け入れられているような形で)キリスト教と同じです。私はキリスト教も人智学もセクトだと思いますが、なぜこのフランスの方が物事をはっきりと述べただけで不当に罰せられるのかわかりません。たぶんわずかな情報もないのではないかと思うのです。シュタイナーの著作を読むとわかると思います。「オカルト科学の概略」がいいと思います。アンソニー・ストールの「粘土の艦隊」を知らないのでしょう。小児科内科医国立大学の名誉研究員、英国学士院の文学特別研究員、オクスフォード・グリーン・カレッジの名誉退職員の著作であれば、フランス政府も信じるでしょう。どなたか彼の住所を教えてくださいませんか?


愛と平和をみなさんへ、人智学の方も含めて
シャロン・ロンバード

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