PLANS 日本語
シュタイナー教育の実体を世の中に
 
since 2006.06.30
更新2008.07.25.

 

原文サイト1996.08.12〜  
 
PLANS原文はこちら

合法かつ無宗派の学校を求める人たち(公教育の場に「宗教の自由」を守ろうの意)
シュタイナー教育を世の中に知らしめよう

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    日本でシュタイナー教育を選ぼうとしている方へ

 このサイトはアメリカのPLANSの了解を得た日本語翻訳サイトです。日本ではマスコミでもインターネット上でも、シュタイナー教育に関して好意的な情報がたくさんあります。しかし疑問や批判はほとんどなく、シュタイナー教育を客観的に評価、検証することは難しい状況です。PLANS(詳しくはこちら)には、アメリカでの訴訟をはじめ、批判や体験手記が幅広く集められ、世界各地に広がるシュタイナー教育の現実を知ることができます。そこで、日本でシュタイナー教育を選ぼうとしている方々の判断材料となるようPLANSの日本語翻訳サイトを作りました。ここに翻訳したものはほんの一部です。批判にも冷静に耳を傾け、大切なお子さんの教育を選ぶときの参考にしてほしいと願っています。また 訳文はできるかぎり原文の意を伝えるよう心掛けましたが、PLANSは内容の正確性について責任を負いませんのでお断わりします。   (日本語サイト)

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国内リンク

http://www2.ocn.ne.jp/~mind123c/

 

当会は破壊的カルトの諸問題の研究をおこない、その成果を発展・普及させることを目的としたネットワークです。心理学者、聖職者、臨床心理士、弁護士、精神科医、宗教社会学者、カウンセラーそして「議論ある団体」の元メンバー等により構成されています。
 

http://www.cnet-sc.ne.jp/jdcc/


 

このホームページは破壊的カルトから脱会した人とか、自然脱会した人とか、あるいは離れたい人々へ手助けをするために作りました。
 カウンセリングとリハビリテーションのために元メンバー、家族、周囲の人たちの相談に応じています。 宗教カルト、政治カルト、自己啓発セミナー、マルチ商法カルトについても相談に応じています。

■相互リンク募集

注:原文ではヴァルドルフ教育/学校というが、日本ではシュタイナー教育/学校という呼び方が一般的なので「ヴァルドルフ」の訳語は
「シュタイナー」に統一した。

PLANS日本語 
シュタイナー教育の実体を世の中に

ご挨拶(PLANS代表)

 ようこそPLANSへ!
 PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools)は米国公教育の場に「宗教の自由」を守るために発足した“合法かつ無宗派の学校を目指した団体”です。さまざまな背景をもつ元シュタイナー学校の父兄、教師、生徒、運営委員、そして信じていた人によって作られた世界規模のネットワークです。
 私たちは共通の目的をもっています。その目的とは、進歩的で芸術に根ざした教育と言われているシュタイナー教育の実体を世の中に知らしめようというものです。ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が創設したオカルト宗教のことを人智学と言い、シュタイナー教育とは、人智学の中で最も目立った活動のことをいいます。

 PLANSはシュタイナー学校と人智学を徹底的に調査しています。この学校の教師を指導し啓発しているものが人智学の秘儀です。PLANSはいかなる宗教団体の信条であろうとも、それを説き実践する権利を否定しませんが、どの団体も使命については真実を述べて欲しいと思っています。

 私のシュタイナー学校での体験は、とても不可解なものでした。そこでみたのは学校案内の宣伝をみて期待したような進歩的で自由な学校ではなく、中世のドグマに根ざしたかのような戒律的、権威的な姿であり、私には理解することができませんでした。何が起こっているのかわからなくて質問をすると、先生方が批判を受けたかのように振舞うのが奇妙な感じでした。

 この学校では、最も重要な目的が教育(ここではあえて「教育」という言葉を使いますが)ではないという結論に至ったときには驚きました。では何が目的なのでしょうか。

 私は質問をし始めました。人智学とは何ですか。なぜ低学年までは黒いクレヨンを使ってはいけないのですか。なぜぬらし絵の水彩ばかりを何年もするのですか。なぜ神話を歴史として教えるのですか。アメリカ合衆国の国旗はどこにあるのですか。なぜアメリカ市民の教育をしないのですか。学校全体で「自由への教育」を推進しているというのに、なぜ子供たちは黒板を丸写しするのですか。なぜ先生方は高い声で歌を歌うように指示するのですか。なぜ幼稚園の壁がピンク色なのですか。なぜ8,9歳までに字を読めるようになるのがよくないのですか。なぜどのクラスもいじめが多いのですか。なぜ先生がいつもロウソクに火をつけるのですか・・・・・・。

 質問には率直に答えてもらえませんでした。先生は私の質問を歓迎していないという態度をはっきり現していました。入学する前には、この学校は無宗派で人智学は「教室の中には入り込んでいない」と聞いていたのに、「人智学を理解したら、そういう質問はしなくなると思います」と言われました。結局辞めるほかありませんでした。

 PLANSのメンバーの献身的な調査のおかげで、今では上記のどの質問にも答えを導き出しています。私が思いつきもしなかった類の質問にも答えることができます。

 もし、このPLANSのウエブサイトが9年前にあったら、私たち家族はシュタイナー教育の戸を開けずに通り過ぎていたことでしょう。私たちが求めていたのはオカルト本性をもつ宗派ではありませんでした。

 みなさんがこのウエブサイトをみて、被害に遭わずにすむようにと心から願っています。親が子供の教育について決断するときには、充分な情報を得る権利があるはずです。シュタイナー教育の推進者が真実を語り始める日まで、PLANSはここに存在します。


Debra Snell
PLANS 代表
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教育の専門家、シュタイナー教育の擁護を弱める

 

 シュタイナー教育のPRやマーケテイング手法にはだまされやすい。シュタイナーの育児学を正常にみせるため、教育の主流のなかでも先端をいく専門家や組織のコメントがよく掲載される。この手法にかかると、支持するコメントを取り上げられた専門家は、この教育の土台と教育結果について充分承知しているかのようにみえる。
 
 ハーバード大のハワード・ガードナーは、「教育を受けなかった精神 子供はいかに思考し、学校はいかに教えるべきか」などの古典の著者である。ボストン・グローヴで、ガードナーが2001年に述べたものは、シュタイナー教育の広告、ウエブサイト、印刷物によく引用されている。コネチカットにあるリンデン・ヒル学校では、次のとおりである。

  ハーバードのハワード・ガードナーは、著作「教育を受けなかった精神 子供はいかに思考し、学校はいかに教えるべきか」で有名であり、シュタイナー教育が多様な人間の知性というガードナーの理論と一致するものとみている。「私はシュタイナー学校のはっきりとした発達段階をもった見方がとても気に入っています。総体としての人間にも個々の子供にも、発育完了までには有機的な一定のリズムがあります。それを乱すと大きな害を及ぼすことがあります。」ボストン・グローヴ2001年9月25日号

 PLANSは、ガードナー博士とこのコメントについて対話をもっている。博士にシュタイナーの育児学の情報を送り、父兄、学校間では批判的な議論には組織的圧力がかかることや、主なインターネット・フォーラムでは「肯定的」でない参加者の村八分、注意、議論からの追放があるなどの情報を伝えた。

ガードナー博士はシュタイナーに対する初期の考えに訂正を加え、次の文章を掲載することに承諾してくれた。

 全文掲載にかぎり、メモの掲載を承諾します。
私はシュタイナー学校の生徒ではありませんでしたが、長い年月にわたり、この教育をみており、その様子や特徴の一部を賞賛してまいりました。しかし、ルドルフ・シュタイナーが公表している秘儀や偽科学の概念の一部には不快感をもっています。
最近、この教育推進の代表者が、長所と短所について開かれた議論を避けているということを聞きました。こうした沈黙を仕向ける行為が本当のことなら、悲しむべきことであり、現在の運動の代表者たちは信頼性を疑われることになるでしょう。私は完全に開かれた議論の場をもつことをお勧めします。それが関係者全員のためになるでしょう。
どのような教育にも、すばらしい例もあれば悪い例もあります。モンテッソーリ、デユーイ、サイザーなども同じです。最低の例または最高の例をひいて全体像を判断するのは誤りで、全体からたくさんのケースにあたって妥当な推測をするべきだと思います。
                                                                 敬具
                                                               ハワード

(ハワード・ガードナー ハーバード大学教授 PLANS へのE-メール2002年9月5日)

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引用特集

 ルドルフ・シュタイナー(シュタイナー教育と人智学の創設者)自身の驚くような発言や人智学提唱者、批評家の言葉を定期的に取り上げています。
Article欄では、さらに幅広くから寄せられる引用を参照することができます。

「科学や歴史を本当に学べば、こう言わざるを得ない。人は強くなるほど愚かになる。青い瞳のブロンド人種が死に絶えたら、人類は愚かになるであろう。ブロンド人種に依存せずに、知性に到達しなければならないからである。実際に知性を分け与えているのはブロンド人種である。よい人間が死んでしまえば、人間の本性からくる知恵も失われてゆく。」
  
          ルドルフ・シュタイナー「健康と疾患」第一巻 86ページ(1922)
          スプリング・バレー 人智学通信1981


「ユダヤ人が今日でもまだ閉ざされた社会にいると思われていることは否定できない事実である。現在の発展に至るまでには、西洋文化の考え方から見れば肯定することのできない介入を数多く受けてきた。しかしユダヤ人は生き延びてきた。そして、このことを正当化するものは現代にも見当たらず、避けることのできなかった歴史の過ちのひとつとして記憶に留めている。」

          ルドルフ・シュタイナー 「Homunculus」Hammerling (1888)
          ジャーマン・ウイークリー出版 へ寄せた解説

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